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アテローム(粉瘤)

アテローム(粉瘤)の治療は化膿していても,していなくても,平日であれば原則診察に引き続き「へそ抜き手術」を行います.土曜日は混雑のため,手術は行えず保存的治療のみで,後日手術を行います.手術後,翌日あるいは翌々日に出血が止まっているかを確認するため受診していただきます.その後は入浴可能で,ご自分で簡単に傷の手当てができ,普段の生活ができます.1週間後に治り具合を確認して終了です.手術後の経過観察来院(概ね翌日と1週間後)は,順番予約は不要で優先診察致します.

アテロームは毛穴の入り口部分が皮膚の中でふくらみ、中に垢(角質)が溜まった状態です。何年間も皮膚の中にコロコロしたしこりを触れるだけで特に問題なかったのが、時に化膿して赤く腫れて痛くなって受診される方が多いです。

以前は紡錘形に切り取るのが普通だったのですが、どうしても2-3cmの直線の瘢痕が残り目立ちます。また化膿しているときは縫合できず、切開して垢と膿を出すだけでは再発もよくあります。

院長が日本で初めて考案した「へそ抜き手術」(上出良一:粉瘤のへそ抜き療法,皮膚臨床30: 68, 1988に発表)は、直径2~4mmのパンチで、皮膚と繋がっている毛包(へそと呼んでいます)部分をくり抜き、中身の長年溜まった垢や膿を出すだけでなく、ついでに袋も掻き出すことで、再発を防ぎます。手術そのものは5~10分くらいで終わりますが,ご説明,局所麻酔,術後の安静などを含めても,診察からおおよそ30分くらいでお帰りになれます.傷跡は軽いニキビ跡程度でほとんど目立たないように治すことができます。直径5cmくらいの粉瘤でも同じように治せます。

縫わないで自然に穴がふさがるのを待つだけですので、抜糸も必要なく、化膿していても施術でき、その日から痛みはなくなります。2週間ほど毎日エスアイエイドという粘着ガーゼを貼り替えるだけで、シャワー(出血がなければ入浴)も可能で、日常生活の制限が少ないのが特長です。詳しくはYouTubeのアテロームPlay listをご覧ください.

へそ抜き治療

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