うおのめ、たこ
基本的には同じもので、皮膚が角化してべたっと盛り上がっていれば「たこ」(胼胝腫)、小さくて皮膚の奥に向かって尖っているのが「うおのめ」(鶏眼)と呼ばれます。足の変形や、足に合わない靴が原因の大部分です。
まず、紐靴で足をしっかり固定する履き方をしましょう。シューフィッターと相談して足の形に合った靴を選びたいものです。当座の痛みについては、当院でコーンレデューサーで削るだけでずいぶん楽になります。スピール膏(皮膚をふやかすサリチル酸を含む)を貼って、4-5日毎に削ると、柔らかくて削りやすく、出血もしません。
糖尿病のある方では壊死を伴った黒いたこ(写真)ができることがあり、フットケアが大切です。
ウイルス性いぼとうおのめは似ていますが、いぼは削ると点々と出血点が現れますので、区別できます。