水虫(足白鮮)
水虫はまず正しい診断が必要です。足の皮がむけたり、痒ければ即水虫というわけではありません。足白癬にも趾間型(写真1)、小水疱型(汗疱型)(写真2)、角質増殖型(写真3)など色々なタイプがあります。
一方、水虫に似た別の病気もあり注意が必要です。(水虫に似た病気のページを参照)
むけた皮を採取して顕微鏡で白癬菌の有無を調べます(写真4)。
白癬菌がいれば1日1回風呂上がりなどに抗真菌薬を足の裏と趾の股に薄く塗ります。指の間の風通しをよくするために、靴を履くときは指間ガーゼ(写真5)や、5本指の靴下を着用すると効果的です。早く治そうとたっぷり何回もつけると、時に刺激でかぶれたり、化膿します(写真6、7、8)。
趾の股がふやけてただれている場合、最初から抗真菌薬をつけるとかぶれを起こしやすいので、まずは亜鉛華軟膏という皮膚を守るだけの軟膏をたっぷりつけて、趾の股にガーゼを挟みます。1週間くらいでじくじくは乾くので、その時点から抗真菌薬に変更します。