下腿・足の潰瘍
高齢の方では下腿の静脈瘤がひどくなると、下腿の下半分くらいに治りにくい潰瘍ができることがあります(写真1)。また、動脈硬化や糖尿病性の血管障害で血流が途絶え、足の趾が黒く壊疽となることがあります(写真2)。どのような原因でできたか評価した後、静脈のうっ滞によるものなら弾性包帯や弾性ストッキングでうっ滞を抑え、症状に応じた外用療法で潰瘍を治します。
動脈が詰まって血行障害を生じている場合は、血行再建ができるかどうか、精密検査と高度な治療が可能な血管外科のある病院へご紹介することもあります。