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尋常性乾癬

尋常性乾癬

尋常性乾癬

乾癬の治療法は日進月歩です。通常のステロイドや活性型ビタミンD3外用療法に加え、シクロスポリン内服、チガソン®内服、光線療法(ナローバンドUVB照射)、生物学的製剤の注射など、非常に多く、かつ新たな治療選択枝があります。皮膚症状の程度、関節症状の有無、年齢、合併症、通院頻度、治療費などを勘案し、患者さんの状況に応じた選択枝を提示し、その得失を挙げて、相談しながら治療を進めます。

一般的注意として最も大切なことは,引っ掻いたり擦ったりしないことです.皮膚を刺激することでその場所に皮疹が新たに現れたり,元ある皮疹が悪化するケブネル現象が生じます.一度皮疹が生じると,その場所に繰り返し出るようになってしまいます.入浴時もタオルで擦らず,石鹸の泡で手のひらでそーっと洗って下さい.浮いた垢を無理矢理に取ることで治りにくくなります.

治療薬の基本はステロイドホルモンとビタミンD3の両者を配合した外用薬を1日1回塗ることです.軽症の方はこれだけでも驚くほど改善します.

範囲が広い場合は外用治療に加えて,シクロスポリン,チガソンの内服を併用します.最近発売された内服薬のアプレミラスト(オテズラ®)は,効果発現はゆっくりですが安全性が高く,シクロスポリン,チガソンなど他の内服薬が副作用などで使いにくい場合に,安心して用いられます.当院でも処方しております.

更に光線療法も組み合わせることがあります.当院では全身型のナローバンドUVB照射装置(ダブリン社製)とターゲット型UVB照射装置(エキシマライト,VTRAC)を設置し、多様な症状に対応できます。週2回程度照射を行います。H29年7月より土曜日の照射も開始します.

重症の場合は生物学的製剤の注射が威力を発揮します.インフリキシマブ(レミケード®)、アダリムマブ(ヒュミラ®)、ウステキヌマブ(ステラーラ®),セクキヌバブ(コセンティクス®),ブロダルマブ(ルミセフ®),イキセキズマブ(トルツ®)など新薬が続々登場しています.乾癬の病変を形成するサイトカインと呼ばれる炎症物質を特異的に抑える薬剤です.安全性を考慮し,大学病院など認定施設でのみ実施可能です。非常に効果がある治療法で,皮疹が全く消失する例もあります.重症の膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症や乾癬性関節炎などにも有効です.治療費は高いのですが、高額療養費の支給があります。大学勤務時代の使用経験をもとに、適切に認定施設にご紹介できます。

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